ライフサイエンス分野で、中小企業が米国進出する際には、製品とマーケット両者の知識を合わせ持ち、英語で説明できる人がまず必要です。そして、その方が米国の文化に適応できる人かどうか見極めてください。

英語能力は2番目です。製品とマーケットの知識がまず必要です。英語は、英語にどっぷりつかればなんとかなります、教材も豊富にあります。しかし、本社から離れたところで製品知識に劣るとアウトです。少なくとも日本でどのように売れてなぜ売れているのかが分析できる能力が必要です。アメリカでその知識を応用していけば、売るための戦略が立てられるでしょう。

次に、その方に財務諸表を読む力をつけさせてください。私が米国に来た際に担当会計士に、ブックキーピングは自分でするように言われました。会計事務所はブックキーピングをしてくれるところだと考えていた私は、これを聞いてショックを受けましたが、今ではこのアドバイスに大変感謝しています。数字を読めない人は経営できません。ブックキーピングと毎月の締め作業(英語でreconciliationと言います)さらに、税務申告といった作業により会社を経営するのに必要な会計知識を得ることができました。しかし、それは渡米後3、4年のことです。もっと早く理解していれば、営業状態の改善に真っ向勝負できていたと思います。